2026年北中米ワールドカップで快進撃を見せる日本代表。実はその主軸を担っているのが、2021年に開催された東京オリンピックを戦ったU-24世代だということをご存知でしょうか?
三笘薫、久保建英、堂安律、遠藤航、板倉滉……今や日本のエース級となった彼らは、5年前の東京五輪で悔しい4位を経験した仲間たちです。あの夏に流した涙が、今のチームの礎になっています。
本記事では、東京五輪日本代表18名の**「今」**と、東京五輪での戦歴を詳しく振り返ります⚽
🏟️ 東京オリンピック2021 サッカー日本代表とは
自国開催となった東京五輪。U-24世代+オーバーエイジ(OA)3名で構成された日本代表は、史上初の自国開催での金メダルを目指して戦いました。U-24は1997年以降の生まれが対象になっていました
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 監督 | 森保一 |
| 結果 | 4位(メダルまであと一歩) |
| OA選手 | 吉田麻也・酒井宏樹・遠藤航 |
| 開催 | 2021年7〜8月 |
森保監督は現在もA代表を率いており、当時の選手たちとの信頼関係が、今の日本代表の強さにつながっています。
⚽ 東京五輪 日本代表の全戦歴
まずは、あの夏の戦いを振り返りましょう。日本はグループステージ全勝という快進撃を見せました。
グループステージ(A組)
| 節 | 対戦 | スコア |
|---|---|---|
| 第1節 | 日本 vs 南アフリカ | 1-0(勝利) |
| 第2節 | 日本 vs メキシコ | 2-1(勝利) |
| 第3節 | 日本 vs フランス | 4-0(圧勝) |
強豪フランスを4-0で粉砕するなど、3戦全勝・堂々の首位通過。大会全体でも屈指の好調ぶりでした。
決勝トーナメント
| ラウンド | 対戦 | スコア |
|---|---|---|
| 準々決勝 | 日本 vs ニュージーランド | 0-0(PK 4-2で勝利) |
| 準決勝 | 日本 vs スペイン | 0-1(延長・アセンシオに決勝弾) |
| 3位決定戦 | 日本 vs メキシコ | 1-3(敗戦・三笘がゴール) |
準々決勝はPK戦の死闘を制してベスト4入り。準決勝では後のスペイン代表を支えるメンバー相手に延長0-1の惜敗。3位決定戦もメキシコに敗れ、メダルまであと一歩の4位で大会を終えました。久保建英が試合後に号泣した姿は、今も多くのファンの記憶に残っています。
👥 東京五輪世代は「今」どこに?全18名の現在地
あの悔しさを胸に、選手たちは大きく成長しました。それぞれの「今」を見ていきましょう。
🧤 GK
鈴木彩艶(当時:浦和)
→ 現在:日本代表の正GK! 東京五輪当時は18歳の第3GKでしたが、その後イタリア・セリエAへ羽ばたき、今やA代表の絶対的守護神に成長。北中米W杯でもゴールマウスを託される、世代を象徴する出世頭です。
大迫敬介(当時:広島)
→ 現在:サンフレッチェ広島の正GK。 Jリーグを代表するGKとして安定した活躍を続け、A代表にも招集される実力者です。2026年北中米Wカップにも選出されています
谷晃生(当時:湘南)
→ 現在:Jリーグ町田ゼルビアで正GKとして活躍。 着実にキャリアを重ねています。
🛡️ DF
板倉滉(当時:フローニンゲン)
→ 現在:日本代表の最終ラインの要!オランダアヤックス所蔵 欧州での経験を積み、A代表のCBとして不動の地位を確立。北中米W杯でも守備の中心として奮闘しています。
冨安健洋(当時:ボローニャ)
→ 現在:アーセナルでプレーした実力者。約1年の怪我の治療を経てオランダのアヤックスに所属しています 怪我には悩まされてきましたが、複数ポジションをこなせる能力は世界トップクラス。日本が誇るユーティリティDFです。カタールWカップでも主力として活躍、2026年の北中米Wカップのメンバーにも選ばれています
旗手怜央(当時:川崎F)
→ 現在:セルティックの中盤・DFで活躍。 スコットランドで実績を積み、A代表にも招集される万能型選手に成長しました。
町田浩樹(当時:鹿島)
→ 現在:欧州(ベルギー)でプレーするCB。 長身を活かした守備でA代表の選択肢の一人となっています。
瀬古歩夢(当時:C大阪)
→ 現在:フランスでプレーするCB。 海を渡って着実に成長を続けています。北中米Wカップのメンバーに選出されています
中山雄太(当時:ズウォレ)
→ 現在:左SB・CBとしてプレー。 怪我を乗り越えて現場復帰し、戦列に戻っています。現在はJ1町田ゼルビアに所属
橋岡大樹(当時:シントトロイデン)
→ 現在:欧州でプレーする右SB/CB。 複数ポジションをこなす器用さが武器です。
吉田麻也(OA・当時:サンプドリア)
→ 現在:百戦錬磨のレジェンドDF現在はアメリカでプレー北中米Wカップではメンターとして帯同しています。 東京五輪ではキャプテンとして若い世代を支えました。長年A代表の主将を務めた功労者です。カタールWカップでも主力として活躍
酒井宏樹(OA・当時:浦和)
→ 現在:Jリーグを経てオーストラリアで活躍するベテラン右SB。 豊富な国際経験で若手の手本となる存在です。カタールWカップでも主力として活躍
⚙️ MF
久保建英(当時:レアル・マドリー)
→ 現在:日本のエース! レアル・ソシエダなどスペインで主力として活躍し、A代表の攻撃の核に。東京五輪での号泣からの成長物語は、まさに日本サッカーの希望そのものです。カタールWカップにも選ばれ少し不完全燃焼ではありましたが、その後も成長を続け2026年の北中米Wカップにも選出されています
三笘薫(当時:川崎F)
→ 現在:世界的ウィンガー! プレミアリーグのブライトンで「ミトマ・マジック」を炸裂させ、日本最高の選手の一人と評されるまでに。東京五輪では3位決定戦でゴールを決めており、あの悔しさを糧に世界へ羽ばたきました。カタールWカップでは三苫の一ミリに代表されるようなジョーカーとして印象的な活躍をし、北中米Wカップでは日本のエースとして期待されていましたが、直前の怪我で無念の離脱となりました。実力は世界トップクラスなので復帰後の活躍に期待です
堂安律(当時:PSV)
→ 現在:ブンデスリーガで活躍する攻撃的MF。 フランクフルトなどで実績を積み、A代表でも重要な得点源・チャンスメーカーとして君臨しています。カタールWカップでは2ゴールを挙げるなど大きく貢献、北中米Wカップでは日本の10番を背負う中心選手となっています
田中碧(当時:川崎F)
→ 現在:イングランドでプレーする中盤の主力。 リーズなどで奮闘し、A代表の中盤を支える存在に成長しました。
遠藤航(OA・当時:シュツットガルト)
→ 現在:日本代表キャプテン! リバプールでプレミアの舞台に立ち、A代表の主将としてチームを牽引。東京五輪ではOAとして若手を支え、カタールWカップでも主力として貢献しました 北中米Wカップにも選出されましたが直前の怪我の悪化で無念の離脱
三好康児(当時:アントワープ)
→ 現在:欧州で活躍する技巧派MF現在はドイツのボーフムに所属。 東京五輪では得点を取るなど活躍もA代表にはなかなか定着できていません。
相馬勇紀(当時:名古屋)
→ 現在:町田ゼルビア。 スピードを武器に海外をへて現在はJリーグで活躍を続けています。カタールWカップのメンバーに選出されました
⚡ FW
上田綺世(当時:鹿島)
→ 現在:日本代表の主力CF! オランダ・フェイエノールトなどでゴールを量産し2026年にはリーグ得点王になりました、A代表のセンターフォワードとして定着。点取り屋として大きく成長しました。カタールWカップ選出、北中米Wカップではエースとして挑みます
前田大然(当時:横浜FM)
→ 現在:セルティックのエースストライカー。 驚異的なスピードと運動量を武器に、A代表でも欠かせない存在に。北中米W杯でも前線を活性化させています。カタールWカップ・北中米Wカップともに選出スタメンとして強豪国に挑む日本代表に欠かせない存在です
林大地(当時:鳥栖)
→ 現在:G大阪。 ドイツなどで経験を積み、献身的なプレーでチームに貢献してきました。 現在は日本に帰国後怪我もあり、あまり出場機会は多くありません
📊 東京五輪世代の「主軸」一覧
特に現在のA代表で中心的役割を担う”東京五輪組”をまとめると、その存在感の大きさがよくわかります。
| 選手 | 東京五輪時 | 現在の主な役割 |
|---|---|---|
| 鈴木彩艶 | 18歳・第3GK | 正GK |
| 板倉滉 | U-24 DF | CBの要 |
| 冨安健洋 | U-24 DF | 万能DF |
| 遠藤航 | OA・MF | キャプテン |
| 田中碧 | U-24 MF | 中盤の主力 |
| 久保建英 | U-24 MF | エース |
| 堂安律 | U-24 MF | 攻撃の核 |
| 三笘薫 | U-24 MF | 世界的ウィンガー |
| 前田大然 | U-24 FW | 主力FW |
| 上田綺世 | U-24 FW | 主力CF |
なんと、現在の日本代表のスタメン級の多くが東京五輪を経験した選手たち。**「東京五輪世代=今の黄金世代」**と言っても過言ではありません。
⚽ 東京五輪 日本代表 全6試合の出場メンバー
🔑 まず押さえたい「基本布陣」
大会を通じて軸となったスタメン(4-2-3-1)はこちらです。
| ポジション | 選手 |
|---|---|
| GK | 谷晃生(全6試合フル出場の守護神) |
| DF(右SB) | 酒井宏樹(OA) |
| DF(CB) | 冨安健洋/板倉滉 |
| DF(CB) | 吉田麻也(OA・主将) |
| DF(左SB) | 中山雄太/旗手玲央 |
| MF(ボランチ) | 遠藤航(OA) |
| MF(ボランチ) | 田中碧 |
| MF(右) | 堂安律 |
| MF(トップ下) | 久保建英 |
| MF(左) | 相馬勇紀/三好康児 |
| FW(1トップ) | 林大地/上田綺世 |
GKの谷晃生、OA3人(吉田・酒井・遠藤)、久保・堂安・田中碧・はほぼ固定。GK谷は全6試合フル出場し、ニュージーランド戦のPK戦ではセーブでヒーローになりました。
📋 試合ごとの出場メンバー(先発)
| 試合 | スコア | 主な先発の変化・ポイント |
|---|---|---|
| ①南アフリカ戦 | 1-0 | GK谷/DF酒井・吉田・板倉・中山(72分旗手)/MF遠藤・田中/久保・堂安(85分町田)・三好(60分相馬)/FW林(72分上田)。71分久保のゴールで勝利 |
| ②メキシコ戦 | 2-1 | GK谷/DF酒井・吉田・板倉・中山/MF遠藤・田中/久保・堂安(79分三苫)・相馬(65分前田)/FW林(79分上田)。久保・堂安の得点で勝利 |
| ③フランス戦 | 4-0 | GK谷/DF酒井(55分橋岡)・吉田・冨安・中山/MF遠藤(72分板倉)・田中(79分前田)/久保(45分三好)・堂安(72分相馬)・旗手(65分前田)/FW林。 久保・酒井・三好・前田のゴールで大勝 |
| ④ニュージーランド戦(準々決勝) | 0-0(PK4-2) | GK谷/DF酒井・吉田・冨安・旗手(90分三苫)/MF遠藤・田中(90分板倉)/久保(45分三好)・堂安(105分三好)・相馬(69分中山)/FW林(69分上田)。PK戦の末4−2で勝利 |
| ⑤スペイン戦(準決勝) | 0-1(延長) | GK谷/DF酒井・吉田・板倉・中山/MF遠藤・田中(118分橋岡)/久保(90分三好)・堂安(90分前田)・旗手(65分相馬)/FW林(65分上田)。延長戦スペインのアセンシオのゴールで惜しくも敗れました |
| ⑥メキシコ戦(3位決定戦) | 1-3 | GK谷/DF酒井・吉田・冨安・中山(62分三苫)/MF遠藤(80分三好)・田中(71分板倉)/久保・堂安・相馬(45分旗手)/FW林(62分上田)。メダルをかけた一戦。途中出場の三笘薫が1点を返すも及ばず |
🌟 ポイントまとめ
- 皆勤賞クラス:谷晃生(GK・全試合フル)、久保建英、遠藤航、田中碧、吉田麻也、酒井宏樹
- 2試合途中出場→今や主役:三笘薫(コンディション不調もあり出番は少なかったが、途中出場でインパクト大。3決でゴール)
- 1トップ争い:林大地が先発の軸、上田綺世が その時は全て途中出場
- 大黒柱のOA:吉田・酒井・遠藤の3人が最終ラインと中盤を統率
- ユーティリティプレーヤー:旗手玲央がサイドバックから攻撃的なボジションまでこなし全試合出場
こうして見ると、出場選手の多くがそのまま今のA代表でも主軸になっているのがよくわかりますね。とくに久保・三笘・堂安・遠藤・冨安・板倉・上田あたりは、5年経った今も日本の中心選手です⚽🇯🇵
追記】東京五輪に”乗り遅れた”けど…今や代表主力に!逆襲を遂げた東京五輪世代
東京五輪のメンバー18名(+OA3名)は、確かに当時のベストでした。でも、同じ世代(U-24・1997年以降生まれ)には、あのとき選ばれなかったのに、その後の努力で一気に駆け上がった選手たちがいます。彼らの”逆襲ストーリー”こそ、日本サッカーの層の厚さを物語っています。
🔥 菅原由勢(DF)
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 生年月日 | 2000年6月28日(26歳) |
| 当時 | U-24候補に名は挙がるも東京五輪の最終メンバー落選 |
| 現在 | A代表の右サイドバックの主力 |
東京五輪当時はまだ伸び盛りで最終メンバーに食い込めませんでしたが、その後オランダ・AZなどで着実に実績を積み、攻撃力の高い右SBとしてA代表に定着。北中米W杯でもサイドの主力として奮闘しています。同世代の酒井宏樹(OA)の背中を追っていた選手が、今や日本の右サイドを担う存在になりました。
🔥 伊藤洋輝(DF)
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 生年月日 | 1999年5月12日(27歳) |
| 当時 | 東京五輪の最終メンバー入りならず |
| 現在 | A代表の左利きCB/左SBの主力 |
東京五輪当時はまだ大ブレイク前。しかしその後ドイツ・ブンデスリーガのシュツットガルト(遠藤航と同僚!)で大きく飛躍し強豪バイエルンに移籍、長身かつ左利きという希少な特性を武器にA代表の最終ラインに欠かせない存在へ。3バックの一角や左SBもこなす万能性で、今や日本の守備の柱の一人です。
🔥 中村敬斗(FW/MF)
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 生年月日 | 2000年7月28日(25歳) |
| 当時 | 東京五輪のメンバーに入れず |
| 現在 | A代表の左ウィングの主力 |
久保建英や菅原由勢とともに同世代の有望株として早くから注目されていましたが、東京五輪のメンバーには選ばれませんでした。その後フランス・スタッド・ランスで得点を量産し、鋭い左足とドリブルを武器にA代表の左サイドアタッカーとして大ブレイク。今や三笘薫とポジションを争う、攻撃の重要な選択肢です。
🔥 佐野海舟(MF)
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 生年月日 | 2001年1月5日(25歳) |
| 当時 | 東京五輪時はまだ無名(J2などでプレー) |
| 現在 | A代表のボランチの主力 |
東京五輪当時はまだ全国区の選手ではありませんでしたが、Jリーグでの成長を経てドイツ・マインツへ移籍。圧倒的なボール奪取力と運動量を武器に、遠藤航とともに中盤の底を支える存在へと急成長しました。まさに”遅れてきた東京五輪世代”の象徴です。
🔥 小川航基(FW)
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 生年月日 | 1997年8月8日(28歳) |
| 当時 | U-24世代ながら東京五輪のメンバー入りならず |
| 現在 | A代表のセンターフォワードの一角 |
東京五輪世代のFWでありながら、当時は上田綺世・林大地・前田大然といった同世代の前線の選手たちの壁を越えられず、五輪メンバー入りはなりませんでした。しかしその後、J2横浜FCでの得点量産を経てオランダ・NECナイメヘンへ移籍。長身を活かしたポストプレーと高い決定力でエールディヴィジでもゴールを重ね、A代表のCF候補に名乗りを上げました。今や上田綺世とポジションを争う、頼れる点取り屋です。
📊 「逆襲組」まとめ
| 選手 | 東京五輪時 | 現在の役割 |
|---|---|---|
| 菅原由勢 | 最終メンバー落選 | 右SBの主力 |
| 伊藤洋輝 | 最終メンバー落選 | CB/左SBの主力 |
| 中村敬斗 | メンバー入りならず | 左ウィングの主力 |
| 佐野海舟 | 当時は無名 | ボランチの主力 |
| 小川航基 | メンバー入りならず | CFの一角 |
まとめ
東京オリンピックはコロナの影響で無観客になるなど大変な時期でした。しかし森保監督が指揮した東京オリンピックのメンバーは現在日本代表の主力に成長しました 2026年現在、彼らは20代中盤〜後半の選手としての全盛期を迎える年代となっています。多くが海外移籍を経て2022年カタールWカップの躍進を支えました。そして今回の2026年北中米Wカップでどこまで躍進できるか期待したいと思います

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